君が僕のすべてだった
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はじめて書く記事が
まさか彼らのことになるなんて
きっと10年前のわたしは考えもしなかっただろう 。
言わずと知れた
某国民的アイドルグループのことだ 。
わたしが彼らの虜になったきっかけは
小学生の頃冬休みに放送された
花より男子 だった 。
きっとこれがきっかけで
彼らの存在を知った人が大勢いるとおもう 。
わたしもそんな大勢の中のたった1人 。
中学1年生の誕生日プレゼントとして
親がファンクラブに加入してくれた 。
今はただその頃が懐かしくて 。
その頃に戻りたくて仕方ないのはなんでだろう 。
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初めて人生で行ったコンサートは
" Time ~ コトバのチカラ ~ "
その空間が夢みたいで
ほとんど記憶が無いほどだった 。
その時点でもう爆発的ヒットまでの
カウントダウンは始まっていたのだろう 。
札幌というチケットを売りさばき辛い
地方都市で
追加公演が出ていたはずだ 。
この次の年彼らの夢が叶った 。
五大ドームツアーが決まった 。
想像以上に彼らは遠かった 。
でも心は暖かかった 。
それは応援した彼らの嬉しい気持ちが
伝わってきたから 。
そして " ファン " を喜ばせようと
必死になってくれたから 。
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話を10年後の現在に戻そう 。
当時関東ローカルの冠番組しかなかった彼らは
いまや全国放送の番組 、
個人でも番組を持つようにまでなった 。
数々の賞を受賞し 、
1位を取ることが当たり前になり
そんな順位で驚かなくなってしまった 。
きっと私だけじゃないはず 。
1位 ?!?! おめでとう !!!!
といつまで語り合っていただろう 。
いつからか
1位 ???? まあそうだよね
に変わっていた 。
きっとその瞬間
わたしは嵐から離れていったのだとおもう 。
いつからか5人は
" ファン " と共有することを辞めたように思う 。
5人は5人で楽しんでいないだろうか 。
" 5人の楽しい姿を見れるなら満足 。"
そう思うことがもしかしたら
ファンとしての美学なのかもしれない 。
でももしそうならば
わたしは喜んでファンを辞めたい 。
ここまで彼らが大きくなれたのは
少なからず
ファンがいたからだ 。
熱愛が出ようと距離が離れようと
それでもトップになりたいと
純粋に思い続けていることを信じて
CDを手に取り 、
番組を見て 、
応援し続けるひとがいたからこそだと
わたしはおもいたい 。
いままでそのときの感情や景色を
共有してきたはずなのに
突然そこから追い出されたような 。
これがきっと最近のもやもやの正体 。
トップになりたい って夢
絶対叶えようね
そう語り 、涙した彼らはもういない 。
彼らは変わってしまった 。
すべてを穏便に片付けすぎた 。
ぶつかることから目を背けた 。
その代償かもしれない 。
人って変わってしまう 。
わたしは最近思ってしまう 。
売れない彼らが好きだった 。
こんなこと言っちゃいけないけれど
売れていない頃が
ほんとにほんとに好きだったから 。
売れようと必死な姿が大好きだったから 。
わたしから彼らに
Are you Happy ?